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Title: 『したきり すずめ』
(Roles)  Narrator • GrandfatherGrandmotherSparrowsOther
むかし むかし、 あるところに、 おじいさんと おばあさんが すんでいました。
あるひ、 おじいさんが ちかくの たけやぶを とおりかかると、 いちわの
こすずめが くるしそうに あしを ばたつかせて います。
「おや、 どうしたんだい?」
おじいさんは こすずめを だき あげました。 みると、 こすずめの あしに、ちが
ついているのです。
「かわいそうに、 けがを したんだね。」
おじいさんは、 こすずめを ふところに いれると、 うちに つれてかえりました。
「おじいさん、 なんで そんな もの つれてきたんです。
けがした すずめ なんか、 なんの やくにも たたないのに……。」

おばあさんは、 こすずめを かわいそうに おもう どころか、 おじいさんに
もんくを いいました。
「ばあさんや、 そんなことを いうもの ではないよ。
すずめの けがが なおるまで、 うちに おいてやろうよ。」

こころの やさしい おじいさんは、 おばあさんに たのみました。
おじいさんの てあての おかげで、 こすずめの けがは どんどん よくなりました。
「さあ、 たくさん おたべ。 はやく げんきに なって、
そらを とび まわれるように なるんだよ。」

おじいさんは、 こすずめを じぶんの こどものように かわいがりました。
でも、 それをみた おばあさんは、 こすずめが ますます にくらしく なって
きたのです。
そんな あるひの ことです。

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